線維筋痛症
線維筋痛症の主症状は慢性疼痛で、疼痛部位は右・左半身、上・下肢、体軸部など全身の広範囲に及びますが、一部分だけが痛むこともあります。
その痛みは軽度のものから激痛まであり、耐え難い痛みであることが多いです。
筋肉や関節、軟部組織などの自発痛が中心ですが、痛みの部位と程度は日によって変化するだけでなく、日内変動も認められます。
天候によって痛みの強さや部位が変わったりすることもあります。
痛みが強いと日常生活に支障をきたすことが多く、重症化すると爪や髪への刺激、温度・湿度の変化、音などでも激痛がはしり、自力での生活は困難になります。
疼痛だけでなくこわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、自律神経失調、頭痛、過敏性腸炎、記憶障害、集中力欠如、などが伴う事もあり症状は個人差があります。
中にはリウマチや他の膠原病に伴って線維筋痛症が発症している場合もあります。
しかし、線維筋痛症という疾患自体で命を落とすことはありません。
人によって個人差はありますが、時間をかけて症状が改善する方も増えています。
欧米では100年以上前から知られている疾患ですが日本での認知度は低く、患者さんの9割以上が病名すら知らないという調査報告もあります。
日本では有病率は人口の約1.7%、患者数は200万人程度と推定されています。
全体の75%以上が女性で特に中高年の発生率が高いと言われています。
そのため自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴など、他の病気と診断されることも少なくありません。
原因はまだ未解明で、医師が通常行なう血液検査では異常が現れません。
さらなる研究が待たれるところです。
末梢神経からの痛み刺激を脳に伝える上行性経路において中枢の興奮経路が活性化され、さらには脳から末梢神経へとつながる下行性の疼痛抑制経路にも障害が起こることにより、痛みが中枢において増幅されてしまうことが疼痛をきたす原因と考えられています。
また、肉体的・精神的ストレスや事故、手術等が引き金となっているのではないかとも言われています。
「ごうだ整骨院」では、身体のゆがみを取り除くことで痛みや不調を改善していきます。
薬に頼りたくない方はぜひ一度、当院へお越しください。
また、症状の改善だけでなく再発をしない身体づくりを心掛けております。
身体のあらゆる不調のご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。