O脚
O脚は内反膝(ないはんしつ)やガニ股とも言われています。
左右の内くるぶしをつけてつま先とかかとを揃えて立っている状態で、膝の内側がつかずに外側に開いている状態をいいます。
具体的には膝の間に、指2本分(約3cm)以上の隙間があればO脚となります。
その見た目から、アルファベットの「O(オー)」のように見えるためO脚と呼ばれます。
下半身が太く見える、膝が痛みやすいなどの悩みを抱える方が多いです。
O脚になる原因を大きく分けると生理的な変形と病的な変形に分かれます。
生理的な原因としては
➀筋力の低下・骨盤のゆがみ
➁姿勢が悪い
➂歩き方が悪い
などがあげられます。
➀太ももの内側にある内転筋が衰えると、脚を閉じる力が弱まって膝が外側へ向いてしまい、O脚になる可能性が高くなります。
また、内転筋は骨盤を支える役割もあるため、衰えることで骨盤がゆがみ、O脚になるというケースも。
骨盤がゆがんだ状態が続くと歩き方も歪むため、膝が外側に向いてしまいO脚に発展してしまいます。
➁長時間座り続けたり、横座りなどバランスが歪んだ状態で座ったりしていると、体の一部に負担がかかってO脚につながります。
脚を組んで座ったり、スマホを長時間見続けて猫背になっていたりする場合も体が歪むため注意が必要です。
➂ガニ股歩きになっていると脚の外側へ力が働くため、徐々に脚が開いてO脚になってしまう可能性が高まります。
とくにヒールの高い靴を履いて歩く場合、つま先立ちになると足がハの字になってしまいがちなため、注意が必要です。
元々O脚気味の方も、骨盤のゆがみや筋力不足によってガニ股で歩いてしまいがちです。
ガニ股で歩くとより一層骨盤がゆがむため、O脚が悪化してしまいます。
病的な原因としては
➀靱帯の異常
➁先天的・後天的な大腿骨・脛骨の形態異常
➂外傷後の変形
などにわけられます。
生理的なO脚の場合は特に痛みはなく、左右対称に膝が内反します。
片側のみがO脚になる場合、股関節や膝関節の変形、骨の異常など病的な原因が疑われます。
O脚は見た目の問題だけではなく、放置することで膝の変形や痛みを起こす「変形性膝関節症」の原因となります。
また、足底や足首に負担がかかることで「足底筋膜炎」や「外反母趾」などの変形や障害が起こることもあり、余計に歪みを強くする原因となります。
「ごうだ整骨院」では、身体のゆがみを取り除くことで痛みや不調を改善していきます。
長年同じ症状に悩み諦めている方、薬に頼りたくない方はぜひ一度、当院へお越しください。
また、症状の改善だけでなく再発をしない身体づくりを心掛けております。
身体のあらゆる不調のご相談を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。